- SNSをやめたいのにやめられない・・・
- SNSから距離を置いて、本当にやりたいことを見つけたい
そんなあなたの背中を押す一冊が、『実録「SNS全引退」:全部やめたら世界が変わる』です。

私はSNSとの付き合い方に悩み、デジタルデトックスに関する本を10冊以上読んできましたが、その中でも特におすすめです!
SNSをやめた人のその後は、SNSで語られることがありません。
しかし、本書はSNSを引退した後の筆者の体験がリアルに記述されています。
この記事では、Xのアニメオタク・二次創作用アカウントを消したことのある私が「SNS全引退」を読んで、重要だと感じた点をまとめました。
2025年8月現在、「SNS全引退」はKindle Unlimited対象なので、30日の無料体験期間中に無料で読むことができます。
SNSをやめて自分軸と自分の幸せを取り戻す

筆者は、長年自分の好きなことや、やりたい事が分からなくなっていました。
原因は、SNSで他人を見すぎていたから。
他人ばかり見すぎて、自分を見失っていたから。他人の情報を入れすぎて、自分自身のことが分からなくなっていた。なぜか「他人の方が正しい、自分は間違っている。」と思い込んで、自己否定ばかりしていた。他人の感覚の方を信用しすぎて、自分の感覚ににぶくなっていた。
(実録「SNS全引退」: 全部やめたら世界が変わる/松原ゆーこ著)
SNSって「究極の他人事」だと思っています。
私はアニメの二次創作用X(当時はTwitter)のアカウントを持っていましたが、マイナスの影響の方が大きいと考え削除しました。
▼アカウントを消した経緯の記事はこちら
二次創作アカウントでは多くの他人の創作・日常が流れてきます。
他人の情報をそのまま受動的に受け止めていた私は、次第に他人軸に偏ってしまったのです。
- 自分が描きたいものより、いいねを貰えそうな作品を描かなきゃ
- 他の人がグッズを多く買っていたら、自分ももっと買わなきゃ
- 他の人がイベントに多く行っていたら、自分ももっと行かなきゃ
↑こんなふうに他人の影響を大きく受けることが多かったです。
アカウントを消した後は、他人が目に入ることがなくなり、自分軸を取り戻してオタ活を出来るようになりました。
おかげで一人オタ活を楽しんでいます。
また、アカウントを消してしばらくしてから、自分の考えをノートに書く「ジャーナリング」も始めました。

ジャーナリングで自分と向き合い、何が自分にとっての幸せか分かるようになり、自分軸を大事にできるようになりました。

SNSによって、他人軸に偏りすぎていたんだね。
SNSをやめたら時間と自己肯定感が戻ってきた
SNSをやめて、筆者はとてもスッキリした気持ちになります。
SNSをやめて、頭の中から他人の考えを一掃してしまうと、じわじわと「時間と元気と自己肯定感」が戻ってくる。そうすると、「本当にやりたかったこと」がだんだんと見え始める。行動する気力がわいてくる。
(実録「SNS全引退」: 全部やめたら世界が変わる/松原ゆーこ著)
SNSをやめて戻ってくるものは3つ。
- 時間
- 元気
- 自己肯定感
自分の場合、元々低かった自己肯定感がSNSによってさらに低下していたので0に戻ったようなものです。
SNSをやめて自己肯定感が高まった、という訳にはいきませんが多少はマシになったという感じ。

自己肯定感が戻ってくれば「元気」も沸いてくるはず。
自己肯定感や元気と比較して「時間」は誰もが共通に取り戻せるものだと思います。
SNSにより奪われていた時間をより大切にしたい、という気持ちが高まりました。
SNSから離れて、インプットよりもアウトプットを強化しよう

SNSから離れて情報のインプットをやめた後、筆者は
「見る側から作る側」へシフトしよう
と提案しています。
自分も二次創作のSNSアカウントを消してからは時間がでたので、二次創作以外のアウトプットができるようになりました。
ブログが一番のアウトプットの場ですが、他にも取り組んだことがあります。
- オリジナルイラスト
- コミックエッセイ、4コマ漫画
- 個人サイト制作
- イラスト用素材作り
- ハンドメイドアクセサリー、小物作り
- お菓子作り
中には継続できていないものもあります。
しかし、SNSに夢中だった頃より達成感を得られ、心が満たされることが増えました。
やればやるほど、心は喜ぶ。体も、もっともっと軽くなる。いつまでも「見る側」でいるより「作る側」にシフトしよう。仕掛けられる側でいるより、仕掛ける側にまわろう。(実録「SNS全引退」: 全部やめたら世界が変わる/松原ゆーこ著)

私はまだまだ模索中ですが「本当にやりたいこと」が見つけられたら素敵だと思います!
SNSをどうしても見たくなった時の対策

SNSをやめるメリットは分かったけど、どうしてもSNSを見にいきたくなってしまう・・・
無駄だと分かっていても見に行ってしまう気持ち、とても分かります。
そんな時に、本書の例えが心に刺さったので紹介します。
筆者は
「他人の投稿、アウトプットは思考を外に出す、つまり排泄行為と同じ」
と述べています。
また、パリの市長はXを「下水道」であると表現してアカウントを消すことにしたとのこと(参考記事)
なので私は、無駄だと思いつつSNSをチェックしたくなったら、
「貴重な時間を使って、わざわざ下水道を見にいくの?」
と自分に問いかけています。

シンプルだけど、意外と効果があります・・・!
▼SNSをポジティブに使いたい人向けの記事です
実録「SNS全引退」:まとめ
「SNS全引退」を読んで、重要だと感じた点を紹介しました。
- SNSによって、他人軸に偏りがちになる
- SNSをやめると「時間・元気・自己肯定感」が戻ってくる
- SNSをやめて、インプットよりアウトプットを強化すると心が満たされる
SNSとの付き合いに悩んだら、また読み返したい一冊です。

2025.8月現在Kindle Unlimited対象なので30日の無料体験期間中に読めちゃいます!
ネット・SNSとの向き合い方はとても難しいですが、自分の体験と、本の内容が参考になったら嬉しいです。
▼デジタルデトックス関連の記事も読んでみてくださいね!
・デジタルデトックスのコツに関する記事
・スマホ断ちが上手くいかない人向けの記事