- 敏感すぎるHSPで、気疲れしやすい
- ストレスがたまりやすくて悩んでいる
そんなあなたへ。
ストレスの解消に大変役立った一冊を紹介します。
「マンガで分かる心療内科」でおなじみ、ゆうきゆう先生の「眠れなくなるほど面白い 図解 ストレスの話」です。
▼「眠れなくなるほど面白い図解ストレスの話」のメリット
- HSPに関する記述がある
- ストレスの解消法だけでなく、仕組みも解説している
- イラストや図が多く理解しやすい
本書を参考にHSPさんがストレス対処で特に意識したいことついて解説しました。
この記事を読み終わるころには、ストレスとうまく向き合うためのコツがつかめますので、最後までお付き合いくださいね。
SNSでストレスをためないために承認欲求の仕組みを知る
SNSでストレスを感じている方は多いのではないでしょうか?
SNSでは気軽に承認欲求を満たすことができますが、付き合い方を間違えるとストレスの原因となるので注意が必要です。
イラストを描くことが好きな私は、以前まで頻繁に二次創作イラストをSNSに投稿していました。
最初はフォロワーさんとの交流を楽しんでいましたが、次第にこんな風に感じるように。
- たくさん時間をかけて描いたのに「いいね」が伸びない・・・
- 〇〇さんの方がたくさん「いいね」を貰っていて羨ましい・・・
本書によると
SNSで得られる承認は慣れやすく、同程度の承認では喜びを得られなくなる
とのこと。
私はだんだん「いいね」に慣れ、もっと多くの「いいね」数を求めるようになりSNS疲れをおこしていました。
SNSにのめり込んでいる人の脳には、アルコールやドラッグ依存症の人と似た損傷が見られる、というのも恐ろしく感じました。
「SNS依存のサイン」についてこう述べられています。
(引用元:眠れなくなるほど面白い図解ストレスの話/ゆうきゆう著/日本文芸社/p56)
「常にSNSのことが頭から離れない」「いいねやコメントの数が気になって仕方ない」「思ったような反応がないと焦る」
これらはSNS依存に陥るサインです。
SNS依存のサインに気を付けて、スマホ等から適切な距離を置いてストレスをためないようにしましょう。
▼「SNS断ち」について解説した記事を書いていますので、SNS依存にお悩みの方は参考にしてくださいね。
HSPさんは早めのご褒美でストレスを和らげる
自分が今後、試していきたいと思ったのは「早めのご褒美」です。
つい頑張りすぎてしまうHSPさんは、早めのご褒美で燃料切れを防ぎましょう。
まだ大丈夫なくらいのタイミングで、ご褒美で心のエネルギーを補給すると効果的だそうです。
個人的に、これらのご褒美を組み合わせてみるのも効果的だと思いました。
例えば、お気に入りのカフェに行ってお気に入りの本を読んだ帰り、100均で好きなものを買って帰る・・という流れです。
注意点として、飲酒・喫煙・ギャンブル・SNSの投稿など依存すると心が不安定になることはやめましょう。
参考:眠れなくなるほど面白い図解ストレスの話/ゆうきゆう著/日本文芸社/p84
HSPさんが気を付けるべき「認知のゆがみ」
周りの人の様子を気にしがちなHSPさんが気を付けたいのが「認知のゆがみ」です。
認知のゆがみとはネガティブな「考え方のクセ」のこと。
自分も認知のゆがみにより、勝手にネガティブな想像を広げてしまうことがあります。
そんな時のため、認知のゆがみを解決する方法を頭に入れておきましょう。
▼認知のゆがみの直し方
- 今悩んでいることを思い浮かべる
- 最後に「でも~だ」という反論文を作る
たとえば、
朝Aさんに挨拶をしたら挨拶を返してくれなかった。Aさんに嫌われているかもしれない。
とネガティブな考えが浮かんだら
でも、Aさんは体調が悪かっただけかもしれない、返すタイミングが合わなかっただけかもしれない
と否定するようにします。
この訓練を続ければ、考え方のクセが修正され、事実をゆがめずに考えられるようになります。
自分も、この方法を使ってネガティブな想像を前より減らすことができました。
ついついネガティブな考え方をしがちな時に試してみてくださいね。
参考:眠れなくなるほど面白い図解ストレスの話/ゆうきゆう著/日本文芸社/p60
HSPとストレスの対処:まとめ
ストレスがたまりやすくて悩んでいるHSPさん向けに、ストレスとうまく向き合うためのヒントを紹介しました。
- SNSの承認欲求との向き合い方に気を付ける
- 早めのご褒美で燃料切れを防ぐ
- 「認知のゆがみ」に気付く
本書では、他にもストレスとうまく向き合うコツがメンタルマネジメントや栄養、運動など実用的な内容で解説されています。
「ストレスともっとうまく付き合いたい」という方は、ぜひご一読くださいね。