人と比べがちなHSPの私が、嫉妬への対処法を学んでみた

嫉妬への対処法
メンタルケア
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ミサキ
ミサキ

周りの影響を受けやすく、嫉妬しやすい性格を何とかしたい・・・

そんなHSP気質の方へ。

自分はすぐに誰かを「羨ましい」と思ってしまうタイプです。

また、他人とすぐ比較してしまうので嫉妬の感情もよく抱きます。

嫉妬に苦しめられてばかりの自分を何とかしたい・・・と前から思っていました。

そこで「嫉妬を止められない人」という本を読んで、嫉妬への対策法を学んでみました。

嫉妬の起こるメカニズムが、様々なエピソードを元に解説されており、嫉妬の正体が分かりやすく解説されています。

この記事を読み終わるころには、嫉妬の悩みが読む前よりも和らいでいることでしょう。

嫉妬でお悩みの方は、ぜひ最後までお読みくださいね。

参考本:嫉妬を止められない人/片田珠美著/小学館新書

嫉妬は誰にでもあるので「みっともない」と思わなくていい

嫉妬してしまう人の中には、

嫉妬してしまう自分は恥ずかしい、みっともない・・

と自分を責めてしまう人もいると思います。

でも、「嫉妬」は誰でも持っている感情なので、自分を責めなくてもいいんです。

今回参考とした本「嫉妬を止められない人」の著者は精神科医の先生です。

著者自身も有名な大学に勤める知人や、メディアで活躍する精神科医に妬みを持っていたと述べています。

ミサキ
ミサキ

それを知って、心のスペシャリストでも嫉妬することがあるのだな、と感じました。

また、東大出身のメディア関係者が、同学年の東大出身の研究者に嫉妬していたという内容も扱われています。

どんな優秀な人でも、嫉妬からは逃れられないのです。

だから、嫉妬してしまった自分を恥じることはありません。

SNSが嫉妬を強くするので気を付ける

SNSが広まるにつれ「SNSうつ」の患者も増えてきたとのことです。

自分も、他人との比較してしまう性格ゆえSNS疲れでX(旧ツイッター)アカウントを消した経験があります。

SNSで落ち込む原因として以下のことがあげられています。

  • 自分の知らなくていいことを知ってしまうから
  • 毎日が充実しているという「リア充」自慢があふれているから

自分の経験から、平常心を保ちたければSNSから距離を置くように心がけるようになりました。

嫉妬に悩んだ時の対処法

本書では、嫉妬してしまった場合の対処方法として以下の7つのことが紹介されています。

①嫉妬している自分を受け入れる
②ひとつの価値観に縛られない
③「正当な努力」をしてみる
④嫉妬する場所から離れる
⑤自分と他人を比べるのをやめる
⑥多様なつながりを持つ
⑦自分のテリトリーの限界を見極める

引用元:嫉妬を止められない人/片田珠美著/小学館新書/p160

この中で、特に意識したいと思った

③正当な努力をしてみる
⑤自分と他人とを比べるのをやめる

について、自分が考えたことを元に深堀りします。

嫉妬を乗り越えるには「正当な努力」をしてみる

嫉妬から解消されるまっとうな方法は、正当な努力をして嫉妬する相手より上に行くこと。

そうは分かっていても、正当な努力と向き合うのは難しいときもあります。

でも、たとえ相手より上に行けなくても、努力をしているうちに夢中になって、嫉妬していたことを忘れられたらいいのではと思いました。

少なくとも努力をすることで、以前の自分よりはレベルアップしているはず。

「何かに取り組んで、忘れる」これが自分にとってメリットがある嫉妬の解消法なので、今後意識したいです。

努力が難しいときは「④嫉妬する場所から離れる」ようにしたいです。

嫉妬心が強くなると自分にも相手にとってもよくないので、潔く逃げようと思います。

自分と他人を比べるのをやめる

人と比べないでいることは難しい。だが、人と比べないことによって引き起こされる不安や焦りがなければ、どれほど穏やかな気持ちになるか、想像してみるといい。

引用元:嫉妬を止められない人/片田珠美著/小学館新書/p187

私には人と比べる環境でなかったからこそ、長く続けられていることがあります。

それは趣味で描き続けているイラストです。

ミサキ
ミサキ

もし人と比べられたり、競争のあるような場所で絵を描いていたら、途中でやめていたかもしれません。

人と比べそうな場所は、例えば美術部など周りに絵を描く人の多い環境です。

自信のない私は、実力がかけ離れてると思ったので、そのような団体には入りませんでした。

美術部など周りに絵の上手な人と頻繁に会う環境にいたら、人と比べて落ち込み、嫉妬して途中で筆を折っていたと思います。

孤独に続けたことで人と必要以上に比べずに、今まで続けることができました。

なので、嫉妬で悩んでいる場合、人と比べてしまう環境から離れるのもありだと思います。

参考記事:note

最近は、全ての競争や比較がなくなれば心はずっと穏やかでいられるのに・・・とさえ思います。

嫉妬は必ずしもネガティブなものではない

筆者は「嫉妬は情熱と向き合うことのできるもの」と述べています。

誰かを嫉妬していることを認めることは辛いことだ。嫉妬されるのも辛い。だが、嫉妬心と向き合うことは自分の情熱と向き合うことでもある。

嫉妬を止められない人/片田珠美著/小学館新書/p212

過去に、SNSにイラストを投稿していて、イラストを描くのが早く、いいね数も多い絵描きさんに嫉妬をした経験があります。

冷静に振り返ってみると、嫉妬をするほど自分には絵が上手くなりたい、という「情熱」があったとも言えます。

当時はこの気持ちを上手く利用できませんでした。

一方的ではありますが、嫉妬をしていた絵師さんを良いライバルと認めることができれば、画力を高めることもできたのではと思います。

今後は嫉妬をネガティブにとらえすぎず、前向きな力に変えることができるように心がけていきたいです。

嫉妬への対策法まとめ

嫉妬は誰にでもある感情で、これからも苦しめられることがあると思います。

嫉妬をしてしまったら「正当な努力」を含めこの記事でまとめたことを思い出し、嫉妬心を上手く利用できるようにしたいです。

記事では扱いませんでしたが、本書では「嫉妬される側」の対処法についても学ぶことができます。

「嫉妬」の正体を知りたいという方、嫉妬にお悩みの方は、ぜひ一度読んでみてくださいね。

参考本:嫉妬を止められない人/片田珠美著/小学館新書

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