HSP気質で落ち込みやすく、悩んでいます・・・
落ち込んだ時のために「自分の取説」を作っておくといいよ
「自分の取説」って何?
落ち込んだ時に、できるだけ早く回復するために参考にする、自分専用のリストだよ
自分は、HSP気質で生きづらく、落ち込みやすいことに悩んでいました。
そこで、自分の性格を元にした取扱説明書である「自分の取説」を作ることにしました。
「自分の取説」を作ったことにより、気分の落ち込みに前よりうまく対処できるようになりました。
この記事を参考にすれば、HSPさんでも落ち込んだ時に上手く対応できるヒントが得られますので、最後までお付き合いくださいね。
自分の取説を作る3つのメリット
①自分に対する理解が深まり、長所も認識できる
私は、自分に自信がなく「短所ばっかり・・・」と悩んでいました。
しかし、自分の取説を作ったことで「意外と長所もあるかも?」と感じるようになりました。
例えば「感動しやすい」ということは、芸術作品を深く味わえるのでお得、と捉えることもできます。
このように、自分の隠れた長所を見つけることができました。
②HSPさんの持つ生きづらさを和らげることができる
自分の取説では、自分の性格・特性に応じた悩みの解決方法を文字に書き出します。
すると「ジャーナリング」に似たような効果が得られると思っています。
「ジャーナリング」とは、頭の中でもやもやしている思考を「文字」として書き出すこと。
書き出すことで、心の中の問題を客観視でき、新たな気づきを得ることができるのです。
▼参考:万年不調から抜け出す 頑張らないご自愛/KADOKAWA/竹内 絢香 著/p91
③悩んだ時・落ち込んだ時に対処しやすくなる
悩んだ時や落ち込んだ時に「自分の取説」を参考にすることで、対処しやすくなります。
自分の取説は、メンタルの安定している時に、落ち込む前に作っておくことが大切です。
落ち込むことは仕方ないけれど、私にとって自分の取説は、落ち込みのスパイラルに陥ることを少しでも防ぐ助けになっています。
HSPさんの自分の特性に合わせた取説
まずは、HSP気質の特徴と照らし合わせた自分の取説を作りました。
以下の、HSP気質の特徴を元に、具体的に自分に当てはめて考えてみましょう。
- 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
- 他人の気分に左右される
- 痛みにとても敏感である
- 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
- カフェインに敏感に反応する
- 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
- 豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい
- 騒音に悩まされやすい
- 美術や音楽に深く心動かされる
- とても良心的である
- すぐにびっくりする(仰天する)
- 短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
- 人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく
(たとえば電灯の明るさを調節する、席を替えるなど) - 一度にたくさんのことを頼まれるが嫌だ
- ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
- 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
- あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
- 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
- 生活に変化があると混乱する
- デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
- 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
- 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
- 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」 とか 「内気だ」 と思っていた
引用元:大人になっても敏感で傷つきやすいあなたへの19の処方箋/SBクリエイティブ/長沼 睦雄著
HSPさん向け:落ち込んだ時用の取説
次に、落ち込んだ時に対処するための取説を作りました。
落ち込みやすい原因と、その解決法について簡単にまとめています。
- 自分が落ち込みやすい時の状況を考える
- 落ち込みやすい状況別に、解決法を書く
上記の手順で、落ち込んだ時用の取説を作りました。
形式は自由なので、落ち込んだ自分を助けられるように、まとめてみましょう。
自分のための「お気に入り」リストも作ってみる
自分専用の「お気に入りリスト」を作っておくこともおすすめします。
落ち込んだ時用に、読みたいものや、行きたいところをまとめておくと便利だからです。
▼「お気に入りリスト」の例
落ち込んだ時に回復しやすいように好きなものをまとめておきましょう。
HSPさんの落ち込んだ時用「自分の取説」:まとめ
落ち込みやすいHSP気質さん向けに、「自分の取説」の作り方を解説しました。
「自分の取説」を作っておくことで気分の落ち込みに対処しやすくなりますので、メンタルの安定しているときに作ってみましょう。
以下の記事ではHSPさん向けに「ストレス」への対処方法も解説していますので、参考にしてくださいね。