同人誌を出すまで10年かかったオタクが「上手くなってから描こう」を後悔している理由

「同人誌を上手くなってから描こう」を後悔している理由
オタク雑記
この記事は約5分で読めます。
記事内に広告が含まれています。
  • 同人誌を出したいけど、上手くなってから描こうと思っている
  • 同人誌を描く画力が足りないので、もっと練習してから出したい

このように考えているあなたへ。

私も「同人誌を上手くなってから描こう」という考えを持っていたので、とても共感します。

自分の場合、最初に同人誌を出したいと思ってから、イベントサークル参加して頒布するまで10年近くかかりました。

初めて「同人誌を出してみたい」と思ったのが中学2年生の頃でしたが、実際に出したのはすでに社会人となった20代半ば。

同人誌を出しても、自分の画力には納得いってませんでした。

振り返ると「上手くなってから描こう」と同人誌を描くのを先延ばしにしたのは、勿体なかったと思っています。

この記事では

  • 同人誌を「上手くなってから描こう」を後悔している理由
  • 同人誌を出すために、心得ておくと良い考え方

について解説します。

同人誌を出すまでに準備できることも紹介しているので「同人誌を出してみたい」と考えている方は参考にしてくださいね。

同人誌を「上手くなってから描こう」を後悔している理由

「上手くなってから描こう」を後悔している理由

自分が「同人誌を上手くなってから描こう」を後悔している理由は大きくわけて二つあります。

ジャンルが移り変わってしまったから

「上手くなってから描こう」を後悔しているのは、ジャンルが移り変わってしまったからです。

「同人誌を出してみたい」と思った中学2年生の頃から、実際に出した20代半ばころまで、A→B→Cの3つのジャンルで創作活動をしてきました。

同人誌を出すことができたのはCジャンルの時で、ある程度の達成感はありました。

ミサキ
ミサキ

ですが、もしA・Bジャンルの時にも同人誌を出せていたらよかった、とちょっぴり後悔しました。

くもさん
くもさん

「鉄は熱いうちに打て」というように、熱いうちに形にしておくのがベストだね。

また、中学1年生の頃クラスで仲の良かった絵の上手なオタク友達に

「イラストが上手になったら、イラスト交換をしよう」

と伝えていたのですが、中学3年の間でそれは叶わなかったのです・・・

「~できるようになったら、・・・しよう」と条件を付けていては、行動できないのだとその時から薄々感じてはいたのです。

創作意欲はずっと続くとは限らないから

二次創作熱が高かった頃は、

「私はずっとこのジャンルで、創作活動を続けていくのだ」

と思っていました。

しかし、30代になってから、自ジャンルの情報を追いかけたり、創作をする意欲が少しずつ減ってきました。

それまで二次創作中心の生活をしていたので、一時期抜け殻のようになったことも。

もちろん個人差はありますが「創作意欲はずっと続くものとは限らないのだな・・・」と自覚することになりました。

・・・悲しい話をしてしまい申し訳ありません。

今は創作意欲を失った代わりに、得たものだってあると気づき、前向きにとらえられています。

▼創作意欲の低下との向き合い方ついては以下の記事で書いています。

創作意欲が自然と湧いてくるのは、当たり前のことではありません。

意欲が熱いうちに、形にするのがベストです。

同人誌を「上手くなってから描こう」を一度受け入れてみる

「上手くなってから描こう」と思うのは自然なことだと思います。

振り返ると自分は、好きなキャラを納得できる画力で描きたいと考えていたわけで、当時のその気持ちは理解できます。

過去の自分にアドバイスするとしたら、

「上手くなってから描こう」という気持ちを受け止めつつも、「作品を完成させながら上達するしかない」

と伝えます。

自信のなさから同人誌製作を先延ばしにしていた面もありました。

でも、絵に自信が持てる日はいつまでたっても来ないですし、結局その時のベストを尽くして描くしかないんですよね。

関連して、徒然草の第150段の「芸を身につけること」元にした3コマ漫画を紹介します。

芸を身につける方法(徒然草より)

参考:すらすら読める徒然草/中野幸次著/講談社文庫/p164-165

  • 「上達してから披露しよう」と思っていては身につかない
  • 未熟なうちから、上手い人の中に混ざって取り組んでいれば次第に上達している

これは、イラスト上達においても当てはまる考え方ではないでしょうか。

最後のコマは「第一人者の名声を得られるようになる」としましたが、名声を得られなくても、過去の自分と比べたら格段に上達しているはずです。

あらゆることの身につけ方に共通する考え方だと思うので、イラスト上達の際にも心に留めておくといいでしょう。

同人誌を出すまでにできる準備に一つずつ取り組む

同人誌を出すまでの準備をしたい場合、小さなことから実際に行動することが大事だと思っています。

現在は、自分が初めて同人誌を出したいと思ったときに比べて、同人活動の方法を解説する書籍や講座が豊富です。

著:(萌)表現探求サークル
¥1,188 (2024/11/20 17:12時点 | Amazon調べ)

本を読んで学んでみることも、同人活動の立派な準備の1つです。

▼自分が同人誌を出すまでの準備でやったこと

  • 同人イベントに一般参加してみる
  • 簡単な同人グッズを作ってみる
  • マンガの描き方を学んでみる
  • 印刷・原稿作成の知識を学んでみる
  • 印刷所を選んで資料請求してみる

↑別館のお絵描きブログでは、同人誌を出すまでに準備できることをまとめた記事を書いているので、参考にしてもらえたら嬉しいです。

イラストのオンライン講座「お絵描き講座パルミー」さんにも同人誌の基礎知識を解説した講座があります。

パルミー「同人誌の作り方講座」

「同人誌を出してみたい」という人向けの基礎から、同人誌の専門知識まで身につけられる講座となっています。

パルミーさんの無料お試しでは、1週間の間にこの講座を含めた200種類以上の講座を受講することができますので、興味のある講座をチェックしてみてくださいね!

まとめ:同人誌を上手くなってから描こうに対する考え方

「同人誌を上手くなってから描こう」という考え方について、自分の経験を元に振り返り、感じていることをまとめてきました。

  • 創作意欲があるうちに形にするのがベスト
  • 作品を完成させるのが上達の近道
  • 同人活動の知識を身につけて行動してみる

同人誌を出すまでの、自分の振り返りが参考になれば幸いです。

▼同人誌が一冊も売れなかったことの振り返り記事も書いています。

タイトルとURLをコピーしました