同人イベントにサークル参加してみたいけど、本が一冊も売れなかったらどうしよう・・・
このように考えているあなたへ。
自分は「初めての同人誌が一冊も売れない」という体験をしました。
当時は落ち込みましたが、振り返ると同人誌が売れなくても学べたことは沢山ありました。
なので「勇気をもってサークル参加してよかった!」と思っています。
この記事では、初めてのサークル参加で同人誌が一冊も売れなかった私が
- 一冊も売れなかった時の状況
- 一冊も売れなくて感じたこと
- 同人誌が一冊も売れなかったことから学んだこと
について解説します。
同人誌を描いてサークル参加してみたいけど、勇気が出ない・・・
とお悩みならば、背中を押すことができる記事ですので、最後までお付き合いくださいね。
初のサークル参加で、同人誌が一冊も売れなかった時の状況
私が同人誌を描いて、初めてサークル参加した時の状況はこんな感じでした。
- 同人誌のジャンル:ジャンプ系マンガほのぼのギャグ
- 同人誌の仕様:B5サイズ/24ページ/表紙カラー本文モノクロ/デジタル入稿/オンデマンド印刷
- 発行部数:20部
- 値段:300円
- 参加イベント:地方のオールジャンルイベント内のプチオンリー
10年近く前の出来事なので、イベント当日の記憶は分かる範囲で思い出してみます。
- 一人でサークル参加し、両隣は同ジャンルで列ができることもあり
- イベント前半はソワソワしながらも自分のスペースでイベントの雰囲気を楽しんでいた
- 本のほかに、無料配布のポストカードを置いていて数名の方がもらってくださり嬉しかった
後半から「もしかしたら、一冊も売れないかも」という予感がしていました。
スペースを見てくれる方や、サンプルを手に取ってくださる方は少しはいましたが、購入までには至らず。
結局、最後まで同人誌は一冊も売れず・・・
イベント会場を後にするのは、悔しくて悲しい気持ちがありました。
イベント終了後1週間は落ち込んでいましたが、当時はまだ若く創作意欲が旺盛だったので、しばらくしたら復活し変わらず絵を描いていました。
これが、自分の構想から完成まで半年以上もかけて描いた同人誌が一冊も売れない、という体験です。
同人誌が一冊も売れなかった理由の考察
同人誌が一冊も売れなかった理由を3つに分けて分析してみました。
同人誌の需要が少なかった
一番の理由が、需要が少なかったことだと思っています。
なぜなら、同じ本を約1年後、東京ビックサイトで開催されたオールジャンルイベントに持ち込んだところ、3冊売れたからです。
東京で開催されるイベントは、地方のイベントよりも一般参加者数が多いので売れたという単純な理由です。
ちなみに、売れた3冊中1冊はX(旧ツイッター)のフォロワーさんが購入してくださいました。
同人誌の宣伝不足
二つ目は、宣伝不足です。
初のサークル参加で宣伝に関する知識が乏しかったのも要因です。
①宣伝しすぎると煩わしく思われると思い、X(旧ツイッター)で1回しか新刊の宣伝をしなかった。
②ピクシブでお品書きを作らなかった(お品書きに載せるほど本やグッズがなかった)
③ピクシブの新刊サンプルが、表紙と本文2ページのみ(セリフ抜き)で、本の内容が伝わりにくかった。
私は書店で本を購入する際は中身を読んで、どんな内容か納得してから買います。
それなのに、内容の分かりにくい新刊サンプルでは購入するか判断できません。
一般参加者の立場になって考えていなかったのは反省点です。
「同人誌の表紙&お品書きをおしゃれにデザインする方法」のような記事を参考にお品書きを作ると見栄えも良いかと思います。
ジャンル関連の交流不足
最初の理由「①同人誌の需要が少なかった」で触れましたが、ビッグサイトのイベントで売れた3冊中1冊はX(旧ツイッター)のフォロワーさんが買ってくれたものです。
そのフォロワーさんとは、SNS上でお互いマンガを読んで交流する間柄でした。
初めて地元のイベントに出た時は、地元に交流のあるひとがおらず、知り合いの方から買ってもらう機会はありませんでした。
なので、結果的に頒布数が0冊という結果になった、と捉えることができます。
同人誌が売れなかった理由の考察は大事
同人誌が思っていたほど売れなかったら、売れない理由を分析することが大事だと思います。
以下のnote記事では「初サークル参加のコミケで1冊も売れなかった」という経験を元に冷静に分析されているので、紹介します。
この記事を読んで、私も同様に初参加のイベントはオールジャンルイベントで来場者も幅広く、参加ジャンルのプリオンリーもあるので、
「完売はしなくても1冊は売れるだろう」
と安易に考えていたことを、改めて反省しました。
ですが、1冊も売れなかったことは同じく「成長のために必要だった」と思ってます。
それは学んだことが数多くあったからで、次の項で説明します。
初のサークル参加で、同人誌が売れなくても学べたこと
初の同人誌が1冊も売れなかったという経験をした私ですが、同人誌を出したことで多くのことを学びました。
イラストメインで活動していた私が、24ページの漫画を描き切ったことは自信につながりました。
初めて利用した同人誌の印刷会社は、オレンジ工房さんです。
オレンジ工房さんを利用して、デジタル入稿の手順が理解できました。
なので、以後別の印刷所を利用したこともありますが、不備なく入稿することができました。
何より、同人誌が一冊も売れなかったことはこのようにブログのネタにできています
この経験は、間違いなく財産になっているね
同人誌を「上手くなってから描こう」と思っていては、ずっと出せないままでした。
思い切ってサークル参加にチャレンジしてよかったと思っています。
↑「同人誌を上手くなってから描こう」という考えには少し後悔があるので、上記の記事にまとめています。
同人誌を描く際に役に立つ本と講座の紹介
同人活動に役立つ本を紹介します。
・はじめての同人活動ガイドブック
自分が同人誌を作りたかった中学生の頃、このような本はなかったので今はありがたいですね。
▼オンライン講座の「お絵描き講座パルミー」さんにも同人印刷会社とのコラボ講座があります。
↑7日間無料でお試し受講できるので、気になったらチェックしてみてくださいね。
初めてのサークル参加で、同人誌が一冊も売れなかったこと:まとめ
初めての同人誌が一冊も売れなかった私が、経験を元に学んだことを解説しました。
- 同人誌が一冊も売れなかったら、理由を冷静に分析してみる
- 同人誌が売れなくても、学べることは多い
現在は、自分が同人誌を出した頃より同人活動に関する情報も多いので、利用できるものはどんどん利用していくのがおすすめです。
▼別館のお絵描きブログでも同人活動の準備に関する記事を書いています。
この記事が、同人誌を出したいという人の背中を押すことができたら幸いです。